実際に読んで役立った、仕事で心が疲れた時におすすめな本6冊

2023年4月18日

どうも、g-daiです。

「5月病」なんて言葉もありますが、今は5月じゃなくても仕事で心が疲れている人は多いと思います。
実際、僕は30代の時に1か月会社を休みました。20代の時も2か月ほど休養をもらっています。
どちらかというと限界まで頑張ってしまう、自分の性格のせいもあるのですが、やっぱり仕事を休む時は気持ち的には落ち込みます。

まさか自分がなるなんて・・・
もう復帰できないかもしれない。
こうなった原因はなに?
今の仕事に向いてないのかもしれない、そもそも社会不適合なのでは。

そういう時はなんでも悪いほうに悪いほうに考えてしまいがちです。

いくら考えたって休んでいる事実は変わらないし、1日ぐらい無駄にしたっていいという気持ちで
これから紹介する本をぜひ読んでみてください。

僕が実際に休み中に読んで、今の自分の状況を認めてあげることができた本です。
読み終わったとき、少しでも前を向けるようになってもらえたら、うれしいです。


世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる (ビジネス書

久賀谷 亮 (著)

とにかく心が疲れた時に必要なのは休息です。
自分でも気づかないうちにいろいろなことを考えてしまい、脳はフル回転状態のはず。
まずは心を落ち着けて、脳を休ませるところから始めるといいと思います。
この本はビジネスパーソン向けに書かれた本ですが、脳科学とマインドフルネスの知識から、科学的に正しい脳の休ませ方を教えてくれます。
少し難しいように聞こえますが、中身はストーリー部分と解説部分で構成されていて、主人公とともに脳の休ませ方を学べるようになっています。
紹介された休息法が巻頭に図解でまとまっているのも後々実践しやすくて助かります。

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)  (エッセイ)

汐街コナ (著), ゆうきゆう (監修)

自分は正常だと思っているかもしれませんが、心が疲れている時は誰しも正常な判断ができなくなっています。
そんな時必要なのが、客観的に自分がどういう状態なのかを理解すること。
当時、多くのメディアで話題になった本で、自分を客観視するためにおすすめです。
過労やうつ状態がどういう状態のか全編マンガで分かりやすく読めうえ、精神科医の監修も入っているため対処法も万全。
深刻なことも、笑いの要素を交えなが深刻になりすぎずに読めます。
何より「こういう状態のは自分だけじゃないんだ」と思えることで、とても心が軽くなります。

大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした(エッセイ)

クルベウ (著), 福田 利之 (イラスト), 藤田 麗子 (翻訳)

つらくても声に出せないあなたへ(本書「はじめに」より)

まさに、一生懸命頑張って、我慢して、大丈夫って言ってきてしまった人におすすめです。
お隣の国韓国でベストセラーになった本の翻訳。「BTSおすすめの作家」としてSNSで話題になった本です。
人間関係、仕事、恋愛など、無理をすることでまわりに認められようとしてきた人、の肩の力をそっと抜いてくれます。
「そういう風に考えればいいのか」と思える一文が必ず見つかります。

僕は「自分の価値を自ら決める人になろう」(本文p.173)がお気に入りです。

モモ(児童書)

ミヒャエル・エンデ (著, イラスト), 大島 かおり (翻訳)

児童書ですが、侮ることなかれ。いや児童書だからこそ本質なのかもしれません。
主人公は「モモ」という女の子。町の住人はモモと話すと問題が解決すると、いろいろなことを話にやってきます。
けれど、ある日「時間どうろぼう」が現れ世の中は一変。
町の住人は時間に追われ、誰もモモのところにやってくる人はいなくなってしまうのです・・・

効率や生産性を求められ、無駄をなくし、時間に追われる毎日で、果たして僕らは本当に幸せなのか・・・・
自分にとって「時間とは何か」。「どう生きるのが自分にとっていいのか」。
忙しい毎日の中に幸せを見つけるヒントがこの本にはあるかもしれません。

ちょっと今から仕事やめてくる (小説)

北川恵海 (著)

ブラック企業で心身共に疲れ切った「隆」と、無意識に線路に飛び込もうとしたところを助けた同級生を自称する「ヤマモト」と名乗る男の物語。
日々の仕事で視野が狭くなっている隆と、普段はあっけらかんとしているけど、いざって時の「ヤマモト」の言葉にグッときます。
頑張って働いている人なら誰しも共感、涙なしには読み終えられない1冊。
心が疲れた時には涙を流すのもいいことですよ。

独立記念日 (小説)

原田 マハ (著)

キャリア、進路、結婚、家族、病気、etc・・・様々なきっかけで現状から独立をしていく女性たちを描いた24の短編集。
必ず自分と似た境遇の人に出会えるはず。
24の物語が少しづつつながっている構成が、「いつも元気なあの人も何かを抱えて生きているのでは」ということに気づかされます。

「この本によれば、『自由になる』っていうことは、結局『いかに独立するか』ってことなんです。ややこしい、いろんな悩みや苦しみから」
本文p.311「独立記念日」より

今のモヤモヤから独立するために背中を押してくれる1冊になるはずです。


以上6冊、疲れた心のともにぜひ。

では、また。